昨日、車で待っているあいだ、あるドキュメンタリが
はいっていました。
世界的に有名なパティシエ。しかし、日本ではあまり
知られていないと。
なぜ知られていないか。
彼の店は、本店しか存在しない。
ひとりでやってるのか、いいえ。弟子はたくさん働い
てるのが映ってました。
ただ、弟子がやってるのは最終の飾り付けなど。
ふつうのパティシエとは逆。
その達人は基本となる下ごしらえをじぶんでやらなけ
れば気が済まないのでした。
30秒単位で変わる焼き加減、チョコレートの一瞬のツ
ヤ、クリームをしぼるときの手の温度!
フランスで修行したとき、ものすごく美味い菓子店に
なんども手紙を書いて、やっと雇ってもらった。
しかし、なんとそこには秘密のテクニックなどなにも
なかった。
材料はなんのへんてつもない、料理学校のレシピで指
示されてる粉、卵。
作り方も、まったくそのとおりで、料理学校のレシピ
そのもの。
しかし、ちがったのは、その基本を「忠実に守る」。
そのくらい、まあいいか、とふつうは思ってしまうこ
と、それを絶対に許さない。
でも、かくいう達人も、なんども思うそうだ。
「このくらい手を抜いても」
しかし、それをやらない。
そこで、本店のみの彼の店には、遠くフランスからも
菓子職人が訪れる。
さて、ここまでは、わたしも
「すげえええええ」
と観ていました。
そして、そこからちょっと場面が変わって。
大阪まで整体に通っているすがたが。
「腕がしびれて動かなくなってしまう」
「あと何年できるか....」
え、いったいこの人の歳は幾つなのか。
なんと、まだ52歳。
そのあと、わたしのほうが時間になり、そのドキュメ
ンタリの続きを観ることはできませんでした。
ハッとするようなことの連続。この番組を、あたまの
なかで反芻していることにふと気づくこの頃です。
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